2009年09月08日
べスパのオーバーホール
タイに来て間もない頃に購入したべスパスプリントベローチェ。はじめは完熟マンゴーのようなショッキングイエロー→ゴキブリのような自家塗装真っ黒スプリント→なるべくシンプルにアイボリーと変身してきた。その都度バラバラにして組み立てていたのだけど、ついにそのエンジン自体が逝ってしまった。田舎に位置するコラートにはべスパを専門に修理してくれる店がないので(一応2箇所修理できるところがあるけど怪しい)、バンコクまで持っていくしかない。完全には焼きついていないピストンにオイルを塗りたくり、混合オイルを2倍に増量して、だましだましバンコクまでの300キロの道のりを行くことにした。朝5時にコラートを出発し、バンコク中心部・中華街のべスパ屋に辿り着いたのはもう9時を回っていた。このべスパ屋はこのべスパを購入した店なので、べスパにとっては生まれ故郷に戻っていたようなものだろうか。
エンジンのオーバーホールである。何日もかかるのが普通だと思う。だけど強引に今日中に直してもらうことにした。果たして本当に直るのであろうか。
まず2人掛かりでエンジンを下ろし分解するのであるが、これが早い早い。エンジンを下ろすのに5分、バラバラにするのに10分ほどの超人技。べスパ関連の本に書いているように真鍮ハンマーを使うだとか、専用プーラーを使うだとか、熱膨張がどうのとか関係なく、鉄のハンマーでゴンゴン叩きながら、分解した部品を無造作にポイポーイとほう投げていくのである。一応部品は灯油で全て洗浄し、使える部品と使えない部品とを分ける。ピストンはガリガリにキズまみれになっているので交換。シリンダーはボーリングして再利用。コンロッド・1速ギア・クラッチは消耗いているので新品に交換。そしてついでにインドキャブレターをデロルトのイタリアンキャブレターに交換。ベアリング・オイルシール・ガスケット・ブッシュ等を全て交換し、組み立てである。これも得意のハンマーを多様して力技の連続。しかしこの力技に反して、エンジンを車体に組み付けキック一発にて見事に復活。その後微調整と足周りのメンテナンスを行い終了。結局夕方7時過ぎまでかかってしまった。
修理代は約1万バーツ。キャブ・クラッチ・ギアの部品代が高いので結構高くなってしまったが、なぜか工賃はたったの450バーツ。朝出して夕方仕上がりのクリーニングばりの早技に加え、1500円にも満たない工賃。さすがタイランドなのである。

(エンジンの出来上がりを待つべスパ。でかい風防はサムロー用)

(手当たり次第にバラす。一番使う工具はハンマー?)

(ガリガリ君のピストン。よくバンコクまで辿り着いたね)

(まっ黒のクランク。中から変なワッシャーが出てきた。何の部品だ?)

(最低限の工具だけで1人で組み立てる。この兄ちゃんはすごい)
エンジンのオーバーホールである。何日もかかるのが普通だと思う。だけど強引に今日中に直してもらうことにした。果たして本当に直るのであろうか。
まず2人掛かりでエンジンを下ろし分解するのであるが、これが早い早い。エンジンを下ろすのに5分、バラバラにするのに10分ほどの超人技。べスパ関連の本に書いているように真鍮ハンマーを使うだとか、専用プーラーを使うだとか、熱膨張がどうのとか関係なく、鉄のハンマーでゴンゴン叩きながら、分解した部品を無造作にポイポーイとほう投げていくのである。一応部品は灯油で全て洗浄し、使える部品と使えない部品とを分ける。ピストンはガリガリにキズまみれになっているので交換。シリンダーはボーリングして再利用。コンロッド・1速ギア・クラッチは消耗いているので新品に交換。そしてついでにインドキャブレターをデロルトのイタリアンキャブレターに交換。ベアリング・オイルシール・ガスケット・ブッシュ等を全て交換し、組み立てである。これも得意のハンマーを多様して力技の連続。しかしこの力技に反して、エンジンを車体に組み付けキック一発にて見事に復活。その後微調整と足周りのメンテナンスを行い終了。結局夕方7時過ぎまでかかってしまった。
修理代は約1万バーツ。キャブ・クラッチ・ギアの部品代が高いので結構高くなってしまったが、なぜか工賃はたったの450バーツ。朝出して夕方仕上がりのクリーニングばりの早技に加え、1500円にも満たない工賃。さすがタイランドなのである。

(エンジンの出来上がりを待つべスパ。でかい風防はサムロー用)

(手当たり次第にバラす。一番使う工具はハンマー?)

(ガリガリ君のピストン。よくバンコクまで辿り着いたね)

(まっ黒のクランク。中から変なワッシャーが出てきた。何の部品だ?)

(最低限の工具だけで1人で組み立てる。この兄ちゃんはすごい)
2008年11月07日
VESPA90 RACER 購入
VESPA150STD購入から約半年。エンジン絶好調・ピッカピカのままだったが、どうにもかわいいだけのこのベスパに飽きてしまった。どっかボロ+何かかっこ悪い+たまに故障=僕の好みなのか、あんまりにもうまくまとまりすぎているこのベスパは僕の好みではなかったようだった。そしてインターネットで引っかかってきたアユタヤ在住のタイ人兄ちゃんに売りさばき、次なる獲物を探すことにしたのである。このベスパを受け継いだ若者はたぶんラッキーである。おそらく3年は普通に乗れるだろう。
そして行きつけのベスパ屋にフラッと立ち寄ったある日、偶然にもベスパ90が店頭に置いてあった。詳しく言えばVESPA90RACER。VESPA90と125プリマベラの過渡期のモデルであり、あのダミータンク搭載のレーシングモデル90SSのエンジンを受け継いだモデルなのである。ほとんど日本では見ないが、ここタイではたまに走っているという何だかよく分からないモデルなのである。70年代のモデルなので、他の車やバイク同様にどことなくかっこ悪い。が、それがいい。しかもここタイではスモールモデル用のリプロパーツがあまり出回ってないせいか、テールレンズ以外はすべてオリジナルパーツを装備していた。シュラウドカバーも90の刻印のある貴重なものが付いていた。しかしタイヤを装着したその上からサビを隠すために銀色のスプレーで塗装しましたと言わんばかりフロント周り、凹んだフロントフェンダー、やたら切れ込むハンドル等々気になる部分が満載だったが、いい暇つぶしになるだろうと、試乗もせずに即購入したのである。ああ。あの時試乗していれば。。
家に帰るまでのドライブで、僕は気がついた。ギアが滑る、アイドリングできない。。そして家に辿りついて、ボディに貼られたでかい不思議なステッカーを恐る恐る剥がしてみると・・・。そこには塗装がなく、サビまくった地肌が。。
そして後日一度全部ばらしてみると、どろどろのエンジン、ハンドル切れ込み量を制限するストッパーが破損、土に還る寸前のサビサビホイール等がぞくぞくと判明したのだった。ついでに全塗装してしまおうかと悩んだが、予算の都合上、とりあえず最低限のラバー類だけ交換してそのまま組み上げたのである。その後このベスパは全塗装されるのだが、それはまた次回。

(デカイ塗装剥れとキズを不思議なステッカーで隠すという子供騙しにひっかかった!)

(なるべくシンプルイズベスパでまとめました。)
そして行きつけのベスパ屋にフラッと立ち寄ったある日、偶然にもベスパ90が店頭に置いてあった。詳しく言えばVESPA90RACER。VESPA90と125プリマベラの過渡期のモデルであり、あのダミータンク搭載のレーシングモデル90SSのエンジンを受け継いだモデルなのである。ほとんど日本では見ないが、ここタイではたまに走っているという何だかよく分からないモデルなのである。70年代のモデルなので、他の車やバイク同様にどことなくかっこ悪い。が、それがいい。しかもここタイではスモールモデル用のリプロパーツがあまり出回ってないせいか、テールレンズ以外はすべてオリジナルパーツを装備していた。シュラウドカバーも90の刻印のある貴重なものが付いていた。しかしタイヤを装着したその上からサビを隠すために銀色のスプレーで塗装しましたと言わんばかりフロント周り、凹んだフロントフェンダー、やたら切れ込むハンドル等々気になる部分が満載だったが、いい暇つぶしになるだろうと、試乗もせずに即購入したのである。ああ。あの時試乗していれば。。
家に帰るまでのドライブで、僕は気がついた。ギアが滑る、アイドリングできない。。そして家に辿りついて、ボディに貼られたでかい不思議なステッカーを恐る恐る剥がしてみると・・・。そこには塗装がなく、サビまくった地肌が。。
そして後日一度全部ばらしてみると、どろどろのエンジン、ハンドル切れ込み量を制限するストッパーが破損、土に還る寸前のサビサビホイール等がぞくぞくと判明したのだった。ついでに全塗装してしまおうかと悩んだが、予算の都合上、とりあえず最低限のラバー類だけ交換してそのまま組み上げたのである。その後このベスパは全塗装されるのだが、それはまた次回。
(デカイ塗装剥れとキズを不思議なステッカーで隠すという子供騙しにひっかかった!)

(なるべくシンプルイズベスパでまとめました。)
2008年10月23日
再びスプリントベローチェ塗装
自家塗装で小汚くなってしまった僕のスプリントベローチェ。デコボコのボディに安っぽい黒の塗装。すっかりゴキブリベスパに成り下がってしまっていた。それに業を煮やした僕は、雨季が上がるのを待って再び全塗装に踏み切ったのだった。今回もなるべくオリジナルというコンセプトは同じで、色は150GLの純正色のアイボリーに決定した。シートもWシートに変更して、メーターも奮発してオリジナルのピアジオメーターを入手した。
半日がかりでエンジン以外をばらばらにして、塗装部品はそのまま偶然発見したベスパ専門の塗装屋に持って行き、待つこと1ヶ月。ピカピカに塗装されたボディは期待以上の輝きを放っていた。しかしすべての穴をパテで埋められてしまっていたので、フロアーのレールを取り付けるのに相当苦労した。
今回は2回目ということもあり、サクサクと組み立てて、ついでにクラッチ交換もして(インドクラッチ板なのでポン付けできず、ひたすらヤスリで研磨)、三日間で完成した。ベスパパーツ屋の最新作のULMA風リアキャリにドイツ製のオレンジ色のカウルミラーを装着した新車となった僕のベスパは、クラシカルなカラーに台形の角目ヘッドライトはやけに似合い、現在に至るまでこのままの形で乗り継いでいるのである。今回は日本から持って帰ってきたスモールボディ用のウインカーキットをハンドル横に取り付けて、タイ唯一のハンドルウインカー付きスプリントが完成したのである。
コンセプトはイタリアのおっさん仕様なのであるが、前回はスプリント前期モデル仕様だったが、今回は後期仕様である。素人にはさっぱり分からないと思うけど、いろいろと違いがあり、ピアジオマークが四角→六角、ロゴがVESPA S→VESPA SPRINT等々微妙に違うのである。今回は入手したメーターが後期モデル用だったために後期モデルにしたのである。
塗装してからかれこれ2年近くが経過し、相変わらず通勤に使用しているのですでに色が変色し、どんどん黄ばんでいるので年明け早々にも再度お色直しが必要かも。今度は緑かなぁ。

(ワーゲンと150STDとお色直ししたスプリント!左から41歳、43歳、38歳で合計122歳)
半日がかりでエンジン以外をばらばらにして、塗装部品はそのまま偶然発見したベスパ専門の塗装屋に持って行き、待つこと1ヶ月。ピカピカに塗装されたボディは期待以上の輝きを放っていた。しかしすべての穴をパテで埋められてしまっていたので、フロアーのレールを取り付けるのに相当苦労した。
今回は2回目ということもあり、サクサクと組み立てて、ついでにクラッチ交換もして(インドクラッチ板なのでポン付けできず、ひたすらヤスリで研磨)、三日間で完成した。ベスパパーツ屋の最新作のULMA風リアキャリにドイツ製のオレンジ色のカウルミラーを装着した新車となった僕のベスパは、クラシカルなカラーに台形の角目ヘッドライトはやけに似合い、現在に至るまでこのままの形で乗り継いでいるのである。今回は日本から持って帰ってきたスモールボディ用のウインカーキットをハンドル横に取り付けて、タイ唯一のハンドルウインカー付きスプリントが完成したのである。
コンセプトはイタリアのおっさん仕様なのであるが、前回はスプリント前期モデル仕様だったが、今回は後期仕様である。素人にはさっぱり分からないと思うけど、いろいろと違いがあり、ピアジオマークが四角→六角、ロゴがVESPA S→VESPA SPRINT等々微妙に違うのである。今回は入手したメーターが後期モデル用だったために後期モデルにしたのである。
塗装してからかれこれ2年近くが経過し、相変わらず通勤に使用しているのですでに色が変色し、どんどん黄ばんでいるので年明け早々にも再度お色直しが必要かも。今度は緑かなぁ。
(ワーゲンと150STDとお色直ししたスプリント!左から41歳、43歳、38歳で合計122歳)
2008年10月12日
ランブレッタ売却とベスパ150STD購入
ランブレッタLi-2。購入したは良いことの、購入して家に辿り着く前にエンジントラブルで即入院。その後も入退院を繰り返したあげく、やっかいものということで家の置物になっていたのである。ある日、突発的にこいつを売って他のスクーターを買おうという衝動に駆られ、すぐにインターネット上で売りに出したのである。そしてひっかかったのは、坊ちゃんタイ人だった。現車を見るためにおやじのベンツでやってきたそいつは、その場で購入を決意したはいいことの、20歳を越えているというのにお母さんに「買ってもいい?じゃあお金振り込んでね」と電話で許可をとっていた。学生の頃、車やバイクを買うために必死にバイトしていた僕にとっては何とも許せない野郎である。そんな奴にはボロを売りつけてやるのが一番である。どうせ自分で稼いだ金じゃないんだから。
そしてまとまった金が手に入った僕は、次に買うスクーターの選定にはいった。欲しいのはベスパ160GSなのだが、まったく手が出ない。予算は75000Bまでなので、ボロであればベスパ180SSや57~59年式のベスパ150STD、ランブレッタのスリムライン(SXシリーズ)なんかも買えるのだが、やっぱりピカピカでレストア済みのスクーターに乗りたい。ボロを買って修理の連続はもうコリゴリなのである。という訳で、レストア済みで購入できる機種として、予算的にはキリギリなのだが、下記の機種が候補に上がったのである。
1・ベスパ150GL(角目のスプリントと似ているが、ボディが丸みを帯びており、マニア好み)
2.59年~64年のベスパ150STD(タイで若者に大人気の機種。比較的入手が簡単)
3.スモールフラップのベスパ90(エンジン横のフタが小さいのは希少なのである)
しかしベスパ150GLはタイでの存在個体数が極端に少ない上に、スプリントを板金技術で150GLに仕立てているものが大半で、いまいち信用できない。ベスパ90はやはり遅いし、部品の入手に難がある。というわけで一番問題なさそうでかわいいベスパ150STDに決定したのである。
本当の名前はベスパ150なのだが、ベスパ150という名前は歴代の150ccの標準モデルについていた名称なのだが、スワンネック後のベスパ150は総称として150STDと呼ばれる。タイでは1956~1958年までが58(ハーペーッ)、1659年~1964年までが64(ホックシー)と呼ばれており、58はエンジンの構造やハンドル、メーター、ボディの曲線美が64とは全然違い、もちろん58の方が高価で希少である。タイの相場では登録付きだとかなりのボロでも80000B~である。これをレストアし、欠品を探して購入するとなると120000B以上になってしまうのである。特にエンジン関係の部品はイタリア等から輸入しなければいけないのでエンジンを64用のものに積み替えている車体も多数存在するのである。
64も毎年のようにマイナーチェンジをしているのでボディーリアの形状やギアが3速だったりと各年代で仕様が違う。以前のブログで記載したとおり、この64はタイでは一番一般的と言ってもより機種であるのだが、実際の64の台数は少なく、大半がスプリント改造64かインドパジャジである。本物の64であれば、登録付きボロで70000B~が相場である。スプリント改造64であればレストア済みで65000B~、パジャジは55000B~程度である。見分け方については、スプリント改造64については外観からではほとんど分からない。ただひとつの目安として、ハンドルのギア表示部分がメッキの新しいものであれば改造64である可能性が高い。オリジナルはアルミなのである。ただ、オリジナル車でも消耗してリプロに変えてある場合が多いので一概にはそうとも言えない。それ以外には、オリジナルのこだわり車であれば、おそらくオリジナルのピアジオメーターにSIEMのオリジナルヘッドライトがついている可能性が高い。改造車の場合は、オリジナルメーターとオリジナルライトの入手が難しく高価(2つで5000B以上)なのでリプロ品をつけている事が多いのでそれも判断基準になるかもしれない。
完全に見極めたいのであれば、①車体番号・エンジン番号の確認②シート下の補強部分の形③ボディサイドの補強リブの形④ハンドル下のボディの配線が通る穴の形 等で判別できるのだが、③④は板金で修正していることが多いので参考まで。尚パジャジの場合はエンジンにパジャジマークがあるのですぐに分かります。ただボディに関しては、パジャジも64モデルがあるので車体番号以外では判別できないと思われます。
と前置きが長くなったが、僕も一応オリジナル150STDを購入することにしたのである。しかし上記の通り、僕の予算ではレストア済みの150STDは買えないのである。そしていきつけのベスパ屋の兄ちゃんとの相談の結果、ボディは本物の150STDだけどエンジンは65年式のスプリントのものが一台あるのだが、それであれば友達価格で何とか予算内に収まるという。64とスプリントのエンジンはほとんど同じなので、まーそれくらいいいだろうということで購入を決定したのである。
色は160GSの純正ホワイトにしようか150GSの純正シルバーにしようか迷いに迷ったあげく、汚れても目立たないシルバーに決定した。そして150GSカラーに決定してしまった都合上、どうしても150GSに近づけたくなってしまう僕なのだった。エンジンはスプリントという中途半端な150STDなので、どうせなら普通と違う一台にしてしまおうと、基本的なイメージは150GSVS1なので、同じようにフロントとサイドカウルをパテ埋めして滑らかにし、シートはWシートに鋲打ちを施した。それに加えて日本から取り寄せたスモールボディ用のウインカースイッチを増設し、最初にベスパを買った店が試作で作ったジャグテールコピーを強引に購入してウインカー仕様にしたのである(ベスパはラリー(仕向け地による)やスモールボディ等の一部のモデルにしかウインカーはついていないのだ。)。そしてついでにULMAバンパー(リプロ)とULMAホイールキャップ(本物)、メタルプラストのシェルミラー(リプロ)を取り付けて完成したのだった。(ULMAやメタルプラストは当時の代表的なオプションパーツメーカーです)
もちろんエンジンは完全オーバーホールされているので新車同様の乗り心地。スプリントベローチェやランブレッタと違い、このモデルはタイヤが8インチのためにブレーキが非常に効かない。ブレーキシューをドラムにすべて当たるように調節したり、シューにスリットを入れたりするのだが、とてもブレーキだけでは急ブレーキはできない。エンジンブレーキを併用しなければすぐにロックしてしまうのである。前輪に至っては自転車同様である。しかしこのベスパはとてもかわいく、シルバーのカラーも何だか近未来的なイメージで大満足なのだった。

(ぴっかぴかの150STD。なんだか近未来的なイメージ。タイヤは8インチなのでブレーキ効きません)

(あまりに綺麗なのでポストカードにしてみました)
そしてまとまった金が手に入った僕は、次に買うスクーターの選定にはいった。欲しいのはベスパ160GSなのだが、まったく手が出ない。予算は75000Bまでなので、ボロであればベスパ180SSや57~59年式のベスパ150STD、ランブレッタのスリムライン(SXシリーズ)なんかも買えるのだが、やっぱりピカピカでレストア済みのスクーターに乗りたい。ボロを買って修理の連続はもうコリゴリなのである。という訳で、レストア済みで購入できる機種として、予算的にはキリギリなのだが、下記の機種が候補に上がったのである。
1・ベスパ150GL(角目のスプリントと似ているが、ボディが丸みを帯びており、マニア好み)
2.59年~64年のベスパ150STD(タイで若者に大人気の機種。比較的入手が簡単)
3.スモールフラップのベスパ90(エンジン横のフタが小さいのは希少なのである)
しかしベスパ150GLはタイでの存在個体数が極端に少ない上に、スプリントを板金技術で150GLに仕立てているものが大半で、いまいち信用できない。ベスパ90はやはり遅いし、部品の入手に難がある。というわけで一番問題なさそうでかわいいベスパ150STDに決定したのである。
本当の名前はベスパ150なのだが、ベスパ150という名前は歴代の150ccの標準モデルについていた名称なのだが、スワンネック後のベスパ150は総称として150STDと呼ばれる。タイでは1956~1958年までが58(ハーペーッ)、1659年~1964年までが64(ホックシー)と呼ばれており、58はエンジンの構造やハンドル、メーター、ボディの曲線美が64とは全然違い、もちろん58の方が高価で希少である。タイの相場では登録付きだとかなりのボロでも80000B~である。これをレストアし、欠品を探して購入するとなると120000B以上になってしまうのである。特にエンジン関係の部品はイタリア等から輸入しなければいけないのでエンジンを64用のものに積み替えている車体も多数存在するのである。
64も毎年のようにマイナーチェンジをしているのでボディーリアの形状やギアが3速だったりと各年代で仕様が違う。以前のブログで記載したとおり、この64はタイでは一番一般的と言ってもより機種であるのだが、実際の64の台数は少なく、大半がスプリント改造64かインドパジャジである。本物の64であれば、登録付きボロで70000B~が相場である。スプリント改造64であればレストア済みで65000B~、パジャジは55000B~程度である。見分け方については、スプリント改造64については外観からではほとんど分からない。ただひとつの目安として、ハンドルのギア表示部分がメッキの新しいものであれば改造64である可能性が高い。オリジナルはアルミなのである。ただ、オリジナル車でも消耗してリプロに変えてある場合が多いので一概にはそうとも言えない。それ以外には、オリジナルのこだわり車であれば、おそらくオリジナルのピアジオメーターにSIEMのオリジナルヘッドライトがついている可能性が高い。改造車の場合は、オリジナルメーターとオリジナルライトの入手が難しく高価(2つで5000B以上)なのでリプロ品をつけている事が多いのでそれも判断基準になるかもしれない。
完全に見極めたいのであれば、①車体番号・エンジン番号の確認②シート下の補強部分の形③ボディサイドの補強リブの形④ハンドル下のボディの配線が通る穴の形 等で判別できるのだが、③④は板金で修正していることが多いので参考まで。尚パジャジの場合はエンジンにパジャジマークがあるのですぐに分かります。ただボディに関しては、パジャジも64モデルがあるので車体番号以外では判別できないと思われます。
と前置きが長くなったが、僕も一応オリジナル150STDを購入することにしたのである。しかし上記の通り、僕の予算ではレストア済みの150STDは買えないのである。そしていきつけのベスパ屋の兄ちゃんとの相談の結果、ボディは本物の150STDだけどエンジンは65年式のスプリントのものが一台あるのだが、それであれば友達価格で何とか予算内に収まるという。64とスプリントのエンジンはほとんど同じなので、まーそれくらいいいだろうということで購入を決定したのである。
色は160GSの純正ホワイトにしようか150GSの純正シルバーにしようか迷いに迷ったあげく、汚れても目立たないシルバーに決定した。そして150GSカラーに決定してしまった都合上、どうしても150GSに近づけたくなってしまう僕なのだった。エンジンはスプリントという中途半端な150STDなので、どうせなら普通と違う一台にしてしまおうと、基本的なイメージは150GSVS1なので、同じようにフロントとサイドカウルをパテ埋めして滑らかにし、シートはWシートに鋲打ちを施した。それに加えて日本から取り寄せたスモールボディ用のウインカースイッチを増設し、最初にベスパを買った店が試作で作ったジャグテールコピーを強引に購入してウインカー仕様にしたのである(ベスパはラリー(仕向け地による)やスモールボディ等の一部のモデルにしかウインカーはついていないのだ。)。そしてついでにULMAバンパー(リプロ)とULMAホイールキャップ(本物)、メタルプラストのシェルミラー(リプロ)を取り付けて完成したのだった。(ULMAやメタルプラストは当時の代表的なオプションパーツメーカーです)
もちろんエンジンは完全オーバーホールされているので新車同様の乗り心地。スプリントベローチェやランブレッタと違い、このモデルはタイヤが8インチのためにブレーキが非常に効かない。ブレーキシューをドラムにすべて当たるように調節したり、シューにスリットを入れたりするのだが、とてもブレーキだけでは急ブレーキはできない。エンジンブレーキを併用しなければすぐにロックしてしまうのである。前輪に至っては自転車同様である。しかしこのベスパはとてもかわいく、シルバーのカラーも何だか近未来的なイメージで大満足なのだった。
(ぴっかぴかの150STD。なんだか近未来的なイメージ。タイヤは8インチなのでブレーキ効きません)

(あまりに綺麗なのでポストカードにしてみました)
2008年10月10日
ホンダC70購入
数年前からタイでクラシックブームである。クラシックカーの雑誌も各種発売され(もちろんタイ語オンリー)、情報の少なかった旧車が誰でも手軽に手に入れられて、カスタムできる時代が到来したのである。バンコク某所にも旧車市が毎週土曜日に開催され(以前は中華街で細々とやっていたのだが)、どんどん盛り上がっていくのである。そんな中でもっとも手軽に旧車が味わえる単車がある。そう、カブである。タイでは昔からカブが日本から輸入されたり、現地生産を行い、庶民の足となっていた背景があるので、簡単に入手可能で修理がどこの店でもできる利点がある。そしてここ近年のクラシックブームによるリプロパーツの出現で、今まで貧乏人の乗り物が、若者にとって手軽にクラシック気分やカスタムを味わえる単車となっているのである。
旧車市で超手軽に、しかも安く部品が手に入る事を知った僕は、このカブを購入することを決意したのであった。ベスパとランブレッタを所有していたので、これは彼女用ということで購入に踏み切ったのである。元々日本でこのC70よりももっと古い初期型のC105に乗っていた僕は、やはり初期型に憧れるのだが、僕が乗るわけじゃないのでより乗りやすいC70になったのである。それにしてもカブと聞くと、C105で車につっこんで大破した思い出が苦々しく思い出される。
聞き込み調査とインターネットの情報から、レストアしたC70の値段が25000~18000B程度という事が判明したので、まずは店探しである。いきつけのベスパ屋でもC70を扱っているのだが、値段が高い。結局インターネット上でオーダーで作りますというのを見つけたので、まずはそいつの家を訪ねることにした。そこは普通の民家で、趣味というか小遣い稼ぎにC70のレストアを行っているらしい。ほんとは田舎からボロカブを5000B程度で仕入れてきて、バラバラにしてからエンジンは近所のバイク屋、塗装も近所の塗装屋でやったものを、リプロパーツで組んでおしまいというカラクリなのだが。
もちろんオーダーなので、色・パーツすべてオーダー可能なのである。登録付きのレストア車両に希望通りのカスタムパーツで18000B也。その時は安いとこを見つけたと喜んでいたのである。それが失敗だったと気づくのはしばらく先なのだが。
注文から1ヶ月後にそのC70はやってきた。意外としっかり仕上がっていたので満足していた。しかしキャブまでリプロのB級品が取り付けられていたこともあり、調子は最悪。スピードも50キロしかでない。しかも始動性最悪。今回も掴まされたのである。しかも無理矢理やりたい放題に組んだホイールのリム。これが超サビ安く、雨の日になんて乗れやしない。という訳で僕の所有欲を全く満たしてくれないので、このカブは一ヶ月も我が家にはおらず、すぐに売られていったのである。買った値段と同じ値段で。サヨウナラ~。
C70を購入をお考えの人は、必ずキャブ・メーターがオリジナルか確認してから買った方が良いです。見た目だけのリプロ品はやめた方がいいです。粗悪なので錆びるし、見た目も安っぽくなります。メッキ品はほとんどプラスチックにメッキです。ホイールは高い値段だしてもステンレスのものにしましょう。一番いいのはボロのオリジナルC70を安く買ってきて自分で仕上げることですね。

(おまけでつけてくれた日章旗。今から見ると恥ずかしい単車だこと)
旧車市で超手軽に、しかも安く部品が手に入る事を知った僕は、このカブを購入することを決意したのであった。ベスパとランブレッタを所有していたので、これは彼女用ということで購入に踏み切ったのである。元々日本でこのC70よりももっと古い初期型のC105に乗っていた僕は、やはり初期型に憧れるのだが、僕が乗るわけじゃないのでより乗りやすいC70になったのである。それにしてもカブと聞くと、C105で車につっこんで大破した思い出が苦々しく思い出される。
聞き込み調査とインターネットの情報から、レストアしたC70の値段が25000~18000B程度という事が判明したので、まずは店探しである。いきつけのベスパ屋でもC70を扱っているのだが、値段が高い。結局インターネット上でオーダーで作りますというのを見つけたので、まずはそいつの家を訪ねることにした。そこは普通の民家で、趣味というか小遣い稼ぎにC70のレストアを行っているらしい。ほんとは田舎からボロカブを5000B程度で仕入れてきて、バラバラにしてからエンジンは近所のバイク屋、塗装も近所の塗装屋でやったものを、リプロパーツで組んでおしまいというカラクリなのだが。
もちろんオーダーなので、色・パーツすべてオーダー可能なのである。登録付きのレストア車両に希望通りのカスタムパーツで18000B也。その時は安いとこを見つけたと喜んでいたのである。それが失敗だったと気づくのはしばらく先なのだが。
注文から1ヶ月後にそのC70はやってきた。意外としっかり仕上がっていたので満足していた。しかしキャブまでリプロのB級品が取り付けられていたこともあり、調子は最悪。スピードも50キロしかでない。しかも始動性最悪。今回も掴まされたのである。しかも無理矢理やりたい放題に組んだホイールのリム。これが超サビ安く、雨の日になんて乗れやしない。という訳で僕の所有欲を全く満たしてくれないので、このカブは一ヶ月も我が家にはおらず、すぐに売られていったのである。買った値段と同じ値段で。サヨウナラ~。
C70を購入をお考えの人は、必ずキャブ・メーターがオリジナルか確認してから買った方が良いです。見た目だけのリプロ品はやめた方がいいです。粗悪なので錆びるし、見た目も安っぽくなります。メッキ品はほとんどプラスチックにメッキです。ホイールは高い値段だしてもステンレスのものにしましょう。一番いいのはボロのオリジナルC70を安く買ってきて自分で仕上げることですね。
(おまけでつけてくれた日章旗。今から見ると恥ずかしい単車だこと)
2008年10月05日
VESPA スプリントベローチェを素人塗装
どんどん黄ばんでいく僕のスプリントベローチェ。そしてスタンドを跳ね上げる際の衝撃でボディにヒビが入りそこから進行している錆。僕はこのベスパを自らの手でレストアすることを決意したのだった(もちろんエンジン以外)。
とりあえず色。何でもよかったけど、へたくそでも分かりにくい色ということで黒に決定。今までのカスタムの反動から、今回は最大限オリジナルに近づけるコンセプトで開始した。そして当初より気になっていた角目のスプリント仕様(スプリントはヘッドライトが四角で、スプリントベローチェは丸目なのだ)に変更することにした。
スプリントはスプリントベローチェより年代が古く、基本的な構造は同じなのだが、ヘッドライト(ハンドル)の形状、テールランプ、サイドのモール、そしてエンジンの内容(スプリントは2ポートでベローチャは3ポートなのでこっちの方が早い)等が異なっている。もっと細かく言うと、スプリントでも前期型と後期型があるのだが、今回は前期型にすることにしたのだった。
パーツリストを見ながら、どんどんバラバラに分解して行く。分解するのは意外と簡単で、基本的な工具とジャッキとドリルがあれば僕みたいな素人でも簡単に分解できる。ただ、フロアーのリベットを外すのに相当苦戦し、これだけで3時間もかかってしまった。
分解したパーツ(ボディ、ハンドル、フロントフォーク、ホイールなど)に剥離剤をお好み焼きにソースを塗る要領でペタペタと塗ってゆく(剥離剤はその辺の金物屋で簡単に手に入ります)。そしてポコポコと浮いてきた塗装をワイヤーブラシでゴシゴシと剥がしてゆく。しかし剥離剤は超強烈なのでほんの少しでも肌に触れると強烈な痛みが襲ってきてかなり危険である。しかも強烈すぎるためか、塗装だけでなくパテまでボロボロとはがれていくのである。塗装の剥離が終了して出来上がった裸になったボディはデコボコで、いたるところが溶接された跡でいっぱいだった。こんなに正体はひどかったのね。。。
それにパテをもっていくのだが、これが難しい。すぐに乾燥するし、なかなか削れない上にまっ平らにならない。数日を掛けてパテ盛りと研磨を繰り返すのだが、いっこうにきれいにならない。もうその頃にはどうでも良くなってきていたので、その上から黒スプレーで塗装。やっぱり下地がデコボコだと、仕上りもデコボコである。しかし早くこの泥沼から抜け出したい僕は、その適当な仕上げのまま、部品を組んで完成。のはずが、配線をボディに通したり、前輪の足回りに相当苦戦し、それからさらに1週間かかり、ようやく完成したのだった。組むにも順番があり、それを理解していなかったために、何度も2度手間、3度手間を繰り返し、そんなベスパを破壊したい衝動にかられながらも一応スプリントが完成したのである。
結局、剥離剤、パテ、サンドペーター、スプレー等々を合計すると、店で塗装するのと大差なくなっていたのである。あ~大失敗。
尚、部品に関してはすべてタイの部品屋で安く手に入ります。ただハンドル、ライトとメーターは値段が高く、タイ国内でもどんどん数量が少なくなっているので、欲しい人は早めに入手した方が良いです。ちなみにハンドルだけで2500B、SIEMのオリジナルのヘッドライトが2500B(新品のデッドストックで。中古だと1000~1500B)、扇形のオリジナルメーターで3000B~5000Bです。もちろんリプロは激安です。

(あまりの仕上げの汚さに、写真を撮ったのはたった2枚しかも携帯で)

(表面がデコボコ+ツヤ有と無が同居してます)
とりあえず色。何でもよかったけど、へたくそでも分かりにくい色ということで黒に決定。今までのカスタムの反動から、今回は最大限オリジナルに近づけるコンセプトで開始した。そして当初より気になっていた角目のスプリント仕様(スプリントはヘッドライトが四角で、スプリントベローチェは丸目なのだ)に変更することにした。
スプリントはスプリントベローチェより年代が古く、基本的な構造は同じなのだが、ヘッドライト(ハンドル)の形状、テールランプ、サイドのモール、そしてエンジンの内容(スプリントは2ポートでベローチャは3ポートなのでこっちの方が早い)等が異なっている。もっと細かく言うと、スプリントでも前期型と後期型があるのだが、今回は前期型にすることにしたのだった。
パーツリストを見ながら、どんどんバラバラに分解して行く。分解するのは意外と簡単で、基本的な工具とジャッキとドリルがあれば僕みたいな素人でも簡単に分解できる。ただ、フロアーのリベットを外すのに相当苦戦し、これだけで3時間もかかってしまった。
分解したパーツ(ボディ、ハンドル、フロントフォーク、ホイールなど)に剥離剤をお好み焼きにソースを塗る要領でペタペタと塗ってゆく(剥離剤はその辺の金物屋で簡単に手に入ります)。そしてポコポコと浮いてきた塗装をワイヤーブラシでゴシゴシと剥がしてゆく。しかし剥離剤は超強烈なのでほんの少しでも肌に触れると強烈な痛みが襲ってきてかなり危険である。しかも強烈すぎるためか、塗装だけでなくパテまでボロボロとはがれていくのである。塗装の剥離が終了して出来上がった裸になったボディはデコボコで、いたるところが溶接された跡でいっぱいだった。こんなに正体はひどかったのね。。。
それにパテをもっていくのだが、これが難しい。すぐに乾燥するし、なかなか削れない上にまっ平らにならない。数日を掛けてパテ盛りと研磨を繰り返すのだが、いっこうにきれいにならない。もうその頃にはどうでも良くなってきていたので、その上から黒スプレーで塗装。やっぱり下地がデコボコだと、仕上りもデコボコである。しかし早くこの泥沼から抜け出したい僕は、その適当な仕上げのまま、部品を組んで完成。のはずが、配線をボディに通したり、前輪の足回りに相当苦戦し、それからさらに1週間かかり、ようやく完成したのだった。組むにも順番があり、それを理解していなかったために、何度も2度手間、3度手間を繰り返し、そんなベスパを破壊したい衝動にかられながらも一応スプリントが完成したのである。
結局、剥離剤、パテ、サンドペーター、スプレー等々を合計すると、店で塗装するのと大差なくなっていたのである。あ~大失敗。
尚、部品に関してはすべてタイの部品屋で安く手に入ります。ただハンドル、ライトとメーターは値段が高く、タイ国内でもどんどん数量が少なくなっているので、欲しい人は早めに入手した方が良いです。ちなみにハンドルだけで2500B、SIEMのオリジナルのヘッドライトが2500B(新品のデッドストックで。中古だと1000~1500B)、扇形のオリジナルメーターで3000B~5000Bです。もちろんリプロは激安です。
(あまりの仕上げの汚さに、写真を撮ったのはたった2枚しかも携帯で)
(表面がデコボコ+ツヤ有と無が同居してます)
2008年09月28日
ベスパの購入・メンテナンス・故障・修理について
ベスパの購入・メンテナンス・故障・修理について、今後購入予定の方の参考になればと思い紹介します。(わざわざタイで乗らないかな~。)基本的に修理代は激安です。部品は特殊なモデルでなければ安いです。オイル交換なんて50Bくらいだったと思います。(自分でやるのではっきりと覚えてません)
①まず購入について、基本的にバンコク市内の①ヤオワラート②ブッカロー③ラップラオにベスパ屋が点在してるので、通りががったベスパ乗りを捕まえて聞きましょう。ラーンベッパーユーティーナイ?と言えば地図を書いてくれると思います。ベスパ乗りは優しいのだ。
(注)僕がスプリントベローチェを購入したヤオワラートの店は外国人にふっかけてくるので注意!注意しないと毎回値段が違うし、おやじに値段を聞くと高いので娘さんに値段を聞いた方が安い不思議なシステム。店の名前は何とかヨンとかいう名前です。ソイマンコーンっていう通りにあります。部品はいっぱい売ってます。勝手に部品をコピーして販売もしてます。
②メンテナンスについて、基本的にはベスパに関する本を購入した方が良いです。一番よいのはベスパビバーチェという伝説のベスパ専門雑誌(ただ今だと中古でしか手に入りません。)。そしてそれを編集したメンテナンスの本(新品購入可)もあるのでそれがいいかも(ただしスモールボディがメイン)。後はインターネットで調べればいろいろ出てくると思います。基本的なことはそれに載っているので、あとはパーツリスト(設計図みたいなもの)をネットで調べれば、自分で組み立てる時に役に立つと思います。
メンテ自体は特に難しくなく、1)オイル交換2)プラグ交換3)タイヤ交換ができれば十分だと思います。
(注)ギアオイルの交換は簡単ですが、オイルを入れすぎるとリアの車軸からギアオイルが漏れ出してきますので注意!もちろんリアブレーキはまったく効かなくなるので死の危険性アップです。タイの修理屋決まってめちゃくちゃオイルを入れてくるので要注意!
③故障と修理について、基本的に発生する故障は以下の通りです。
1)ワイヤー切れ→すべての操作(アクセル・ブレーキ・クラッチ・ギアチェンジ)をワイヤーで行っているベスパにとって、避けては通れない故障(本当は故障でなく消耗です)。尚、ワイヤーは1本100円程度です(種類による)。
尚、ワイヤーの交換は簡単です。繋がっている部分や動作する部分を観察すれば何となく分かります。不安な方はパーツリストを調べればどこにどう繋がっているか分かります。面倒な人はお店で交換ですね。ほとんど部品代だけでやってくれます。
尚、各ワイヤーが切れた際の緊急脱出方は以下の通り。
・クラッチワイヤー→止まる前にニュートラルに入れる。スタート時は押しがけの要領でギアをぶち込む。後はクラッチ操作なしでもスピードとギアが合えばギアは入ります。
・アクセルワイヤー→アイドリングを最大限にすれば、とりあえずゆっくり走れます。
・ブレーキワイヤー→前後同時に切れませんので、どっちか生き残っている方でブレーキしてください。
・ギアワイヤー→切れた時のギアのままで走ってください。止まるときはクラッチを握りましょう。
2)パンク→チューブ使用なので当然釘とか踏めばパンクします。まー車輪を片側だけで支えてるので他のバイクより交換は非常に簡単です。タイヤとチューブは安いので気にしない。(タイヤ1000円チューブ300円くらい。パンク修理は100円もしません)。前輪の交換は小学生でもできますが、後輪の交換は車体の重さを支えなければならないのでジャッキが必要です。面倒な人(特にタイ人)は、そのままベスパを横にして交換します。もちろん傷がいく可能性大です。そして当然キャブがオーバーフローするので、その後ひたすらキックしてエンジンを復活させるという儀式が必要です。交換作業自体は13mmのレンチだけで可能です。
3)電球切れ→どっかのライトが切れていると他の電球に電圧が集中して他のも切れるので早く換えましょう。6V車と12V車があるので注意(年式による)
4)エンストする→①キャブの調整か、掃除をしましょう。面倒な人はお店に行きましょう。
②ポイント調整しましょう。フライホイールの穴から調整できます。
5)クラッチが滑る→交換しましょう。交換自体は素人でもできますが、インド製クラッチ板はいちいち金属部分を自分のクラッチユニットに合うように削らないといけないので非常にイライラします。やはり店で交換が一番!
6)エンジンがかからない→その主な原因と対策は以下の通りです。
①エンジンがかからない→スイッチをオンにしましょう。
②ガソリンがない→ガソリンを入れましょう。
③ガソリンはある→ガソリンコックがC(カット)にないですか?
④ガソリンは少しある→ガソリンコックをR(予備タンク)にしましょう。
⑤ガソリン関係は大丈夫→プラグが濡れていませんか?濡れてたらプラグを交換(もしくは乾燥)させましょう。
⑥プラグはOK→プラグの先端をどっか金属部分に接触させてキック。火花が散れば点火系はOK。だめであればどっかの配線が断線、もしくはイグニッションコイルの故障、ポイントの極端なズレ・故障が原因です。諦めましょう。ただ、まれにキルスイッチのスイッチがめりこんだまま戻っていない時があるのでとりあえずそこをチェック。
⑦火花はOK。しかしプラグを交換したがまたプラグが濡れる→ガソリンがエンジン内に大量に流入しているのでガソリンを抜きましょう
方法は1)メインスイッチをオフにする(スイッチがある車両の場合)。ない場合はずっとキルスイッチを押しておく(安全のため)。
2)ガソリンコックをC(カット)にする
3)プラグを外す。安全のためにプラグホールに雑巾を当てておく
4)アクセル全開で、ひたすらキック。動悸息切れがするまで
5)すべて元に戻してキックすれば大丈夫なはず
⑧それでも分からない時は、悲しいかな押して帰りましょう。
7)ギアが滑る(加速する時に勝手にギアが変わったりニュートラルに入ったりする→ギアセレクターの消耗なのでエンジン分解する必要があります。修理代2000B~。普通に乗っていれば数万キロは大丈夫ですが。
基本的には修理が趣味な人以外はお店でやった方がいいです。工賃自体はびっくりするほど安いです。ただ力技が得意なので傷が嫌な人は自分でやりましょう。
基本的にしっかりレストアや修理がされている車両は壊れません。僕のベスパも購入から3年が経ちますが消耗部品の交換だけでエンジン自体はノントラブルです。修理が趣味の人以外はしっかり修理されたベスパをお店で買いましょう。個人売買は騙されるので気をつけましょう。あと、ランブレッタはやめた方がいいです。近くに専門の修理屋がないのであれば。
①まず購入について、基本的にバンコク市内の①ヤオワラート②ブッカロー③ラップラオにベスパ屋が点在してるので、通りががったベスパ乗りを捕まえて聞きましょう。ラーンベッパーユーティーナイ?と言えば地図を書いてくれると思います。ベスパ乗りは優しいのだ。
(注)僕がスプリントベローチェを購入したヤオワラートの店は外国人にふっかけてくるので注意!注意しないと毎回値段が違うし、おやじに値段を聞くと高いので娘さんに値段を聞いた方が安い不思議なシステム。店の名前は何とかヨンとかいう名前です。ソイマンコーンっていう通りにあります。部品はいっぱい売ってます。勝手に部品をコピーして販売もしてます。
②メンテナンスについて、基本的にはベスパに関する本を購入した方が良いです。一番よいのはベスパビバーチェという伝説のベスパ専門雑誌(ただ今だと中古でしか手に入りません。)。そしてそれを編集したメンテナンスの本(新品購入可)もあるのでそれがいいかも(ただしスモールボディがメイン)。後はインターネットで調べればいろいろ出てくると思います。基本的なことはそれに載っているので、あとはパーツリスト(設計図みたいなもの)をネットで調べれば、自分で組み立てる時に役に立つと思います。
メンテ自体は特に難しくなく、1)オイル交換2)プラグ交換3)タイヤ交換ができれば十分だと思います。
(注)ギアオイルの交換は簡単ですが、オイルを入れすぎるとリアの車軸からギアオイルが漏れ出してきますので注意!もちろんリアブレーキはまったく効かなくなるので死の危険性アップです。タイの修理屋決まってめちゃくちゃオイルを入れてくるので要注意!
③故障と修理について、基本的に発生する故障は以下の通りです。
1)ワイヤー切れ→すべての操作(アクセル・ブレーキ・クラッチ・ギアチェンジ)をワイヤーで行っているベスパにとって、避けては通れない故障(本当は故障でなく消耗です)。尚、ワイヤーは1本100円程度です(種類による)。
尚、ワイヤーの交換は簡単です。繋がっている部分や動作する部分を観察すれば何となく分かります。不安な方はパーツリストを調べればどこにどう繋がっているか分かります。面倒な人はお店で交換ですね。ほとんど部品代だけでやってくれます。
尚、各ワイヤーが切れた際の緊急脱出方は以下の通り。
・クラッチワイヤー→止まる前にニュートラルに入れる。スタート時は押しがけの要領でギアをぶち込む。後はクラッチ操作なしでもスピードとギアが合えばギアは入ります。
・アクセルワイヤー→アイドリングを最大限にすれば、とりあえずゆっくり走れます。
・ブレーキワイヤー→前後同時に切れませんので、どっちか生き残っている方でブレーキしてください。
・ギアワイヤー→切れた時のギアのままで走ってください。止まるときはクラッチを握りましょう。
2)パンク→チューブ使用なので当然釘とか踏めばパンクします。まー車輪を片側だけで支えてるので他のバイクより交換は非常に簡単です。タイヤとチューブは安いので気にしない。(タイヤ1000円チューブ300円くらい。パンク修理は100円もしません)。前輪の交換は小学生でもできますが、後輪の交換は車体の重さを支えなければならないのでジャッキが必要です。面倒な人(特にタイ人)は、そのままベスパを横にして交換します。もちろん傷がいく可能性大です。そして当然キャブがオーバーフローするので、その後ひたすらキックしてエンジンを復活させるという儀式が必要です。交換作業自体は13mmのレンチだけで可能です。
3)電球切れ→どっかのライトが切れていると他の電球に電圧が集中して他のも切れるので早く換えましょう。6V車と12V車があるので注意(年式による)
4)エンストする→①キャブの調整か、掃除をしましょう。面倒な人はお店に行きましょう。
②ポイント調整しましょう。フライホイールの穴から調整できます。
5)クラッチが滑る→交換しましょう。交換自体は素人でもできますが、インド製クラッチ板はいちいち金属部分を自分のクラッチユニットに合うように削らないといけないので非常にイライラします。やはり店で交換が一番!
6)エンジンがかからない→その主な原因と対策は以下の通りです。
①エンジンがかからない→スイッチをオンにしましょう。
②ガソリンがない→ガソリンを入れましょう。
③ガソリンはある→ガソリンコックがC(カット)にないですか?
④ガソリンは少しある→ガソリンコックをR(予備タンク)にしましょう。
⑤ガソリン関係は大丈夫→プラグが濡れていませんか?濡れてたらプラグを交換(もしくは乾燥)させましょう。
⑥プラグはOK→プラグの先端をどっか金属部分に接触させてキック。火花が散れば点火系はOK。だめであればどっかの配線が断線、もしくはイグニッションコイルの故障、ポイントの極端なズレ・故障が原因です。諦めましょう。ただ、まれにキルスイッチのスイッチがめりこんだまま戻っていない時があるのでとりあえずそこをチェック。
⑦火花はOK。しかしプラグを交換したがまたプラグが濡れる→ガソリンがエンジン内に大量に流入しているのでガソリンを抜きましょう
方法は1)メインスイッチをオフにする(スイッチがある車両の場合)。ない場合はずっとキルスイッチを押しておく(安全のため)。
2)ガソリンコックをC(カット)にする
3)プラグを外す。安全のためにプラグホールに雑巾を当てておく
4)アクセル全開で、ひたすらキック。動悸息切れがするまで
5)すべて元に戻してキックすれば大丈夫なはず
⑧それでも分からない時は、悲しいかな押して帰りましょう。
7)ギアが滑る(加速する時に勝手にギアが変わったりニュートラルに入ったりする→ギアセレクターの消耗なのでエンジン分解する必要があります。修理代2000B~。普通に乗っていれば数万キロは大丈夫ですが。
基本的には修理が趣味な人以外はお店でやった方がいいです。工賃自体はびっくりするほど安いです。ただ力技が得意なので傷が嫌な人は自分でやりましょう。
基本的にしっかりレストアや修理がされている車両は壊れません。僕のベスパも購入から3年が経ちますが消耗部品の交換だけでエンジン自体はノントラブルです。修理が趣味の人以外はしっかり修理されたベスパをお店で買いましょう。個人売買は騙されるので気をつけましょう。あと、ランブレッタはやめた方がいいです。近くに専門の修理屋がないのであれば。
2008年09月27日
ランブレッタLI-2購入
スプリントベローチェ購入後、少ない給料(遂に就職、現地採用なので給料は高校生のバイト代並なのだ)からちょこちょことカスタムを行っていた。しかし知らないとは罪である。せっかくオリジナルのSIEMのヘッドライト(珍しいので結構高いのだ)がついていたにも関わらず、暗いからと言って安物の明るいヘッドライトに交換してしまい、しかもオリジナルを店に忘れて帰ってしまうという失態を演じたのである。半年して価値に気づいた時にはすでに遅しなのだった。あーその時の僕のバカー。
ある程度完成したある日、僕はタイの旧車専門のウェブサイトで赤と白のランブレッタLi-2を発見した。ランブレッタとはピアジオ社のベスパと肩を並べるイタリアのイノチェンティが誇るスクーターである。ベスパとは構造が違い、こちらは配管メーカーが基であるために、それを活用し鋼管パイプをフレームとしてボディ部品をくっつけたいわゆる現代っぽいスタイルなのだ。しかし外観はベスパと似ており、素人には何がなんだかであろう。
ここだけの話だが、タイにはベスパと同じで、ランブレッタでもイタリア製とインド製があるのである。インド製もあるがこちらはベスパのライセンス生産と違い、部品はすべてイタリアの工場で作り、インドの工場で組み立てるノックダウン生産なのである(Li-2に限るが)。なので実際はインド製なのかイタリア製なのかよく分からない。しかし一部のモデル、今回僕が購入したLi-2等は該当モデルにあたり、外観ではさっぱり見分けがつかないが、車体番号やエンジン番号、そして各部品のAPIという刻印だけでその正体が分かるのである。素人は騙されるので注意が必要なのである。まーわざわざランブレッタをタイで乗る物好きもいないと思うけど。。
僕の少ない資金では到底ちゃんとしたランブレッタは買えないので、その発見した登録無しのボロイタリアンランブレッタを購入するという暴挙に出たのである。もちろん登録がないということはナンバープレートがないのである。ナンバープレートがないという事はポリスに御用なのである。しかし憧れのランブレッタ購入の前にはそんな事は何の意味も持たないのだった。
ランブレッタ。。。僕の中ではモッズ(60年代イギリスで流行していたドレスアップしたスクーターに乗るイカれた若者達)のシンボルであり、日本では100万円とかする超高級スクーターであり(ベスパも同じくらいするが。。)、一生乗ることもないだろうと思っていたスクーターなのである。もうたまらないのである。買うしかないのである。
実車を見てみると、外観はきれいなのだが、エンジンや各動作部はガタガタなのである。やはり値段相応。しかし実物を目の前にしてしまい、完全に舞い上がっていた僕はそのまま購入して乗って帰ってしまったのである。登録がないので、その場で適当に「私はこの人に売ります」といった書面を交わしただけで終わりである。しかもタイ語で。
しかし家にたどり着く前にエンジン停止。偶然近くにあった知り合いのベスパ屋に入院となったのである。やっぱり掴まされた!!後の祭りである。購入後に気づいたのだが、タイには極端にランブレッタの修理してくれる店がない。おそらくまともに修理できるのはタイ国中で5軒もないであろう。しかも部品もほとんどなく、マジで大変なのである。そして修理とついでに欠品している部品をあらゆる手段(ベスパに乗ってるタイ人を捕まえてランブレッタについて尋問する等)を通じて手に入れ、何とか普通に乗れるようになったのである。しかしこのランブレッタはスプリントベローチェと同じ150ccのくせに図体がでかいせいか、なんとも遅い。加速も全然だめ。まー60年代前半のスクーターなので仕方がないといえばそれまでだが。見た目は気に入っていたが、デカイ・オモイ・オソイの三拍子が揃っていたために、しばらくして家のオブジェと化したのである。

(素人には同じに見えるかも)

(ベスパよりボテっとしており、なんか豚っぽいイメージ)
ある程度完成したある日、僕はタイの旧車専門のウェブサイトで赤と白のランブレッタLi-2を発見した。ランブレッタとはピアジオ社のベスパと肩を並べるイタリアのイノチェンティが誇るスクーターである。ベスパとは構造が違い、こちらは配管メーカーが基であるために、それを活用し鋼管パイプをフレームとしてボディ部品をくっつけたいわゆる現代っぽいスタイルなのだ。しかし外観はベスパと似ており、素人には何がなんだかであろう。
ここだけの話だが、タイにはベスパと同じで、ランブレッタでもイタリア製とインド製があるのである。インド製もあるがこちらはベスパのライセンス生産と違い、部品はすべてイタリアの工場で作り、インドの工場で組み立てるノックダウン生産なのである(Li-2に限るが)。なので実際はインド製なのかイタリア製なのかよく分からない。しかし一部のモデル、今回僕が購入したLi-2等は該当モデルにあたり、外観ではさっぱり見分けがつかないが、車体番号やエンジン番号、そして各部品のAPIという刻印だけでその正体が分かるのである。素人は騙されるので注意が必要なのである。まーわざわざランブレッタをタイで乗る物好きもいないと思うけど。。
僕の少ない資金では到底ちゃんとしたランブレッタは買えないので、その発見した登録無しのボロイタリアンランブレッタを購入するという暴挙に出たのである。もちろん登録がないということはナンバープレートがないのである。ナンバープレートがないという事はポリスに御用なのである。しかし憧れのランブレッタ購入の前にはそんな事は何の意味も持たないのだった。
ランブレッタ。。。僕の中ではモッズ(60年代イギリスで流行していたドレスアップしたスクーターに乗るイカれた若者達)のシンボルであり、日本では100万円とかする超高級スクーターであり(ベスパも同じくらいするが。。)、一生乗ることもないだろうと思っていたスクーターなのである。もうたまらないのである。買うしかないのである。
実車を見てみると、外観はきれいなのだが、エンジンや各動作部はガタガタなのである。やはり値段相応。しかし実物を目の前にしてしまい、完全に舞い上がっていた僕はそのまま購入して乗って帰ってしまったのである。登録がないので、その場で適当に「私はこの人に売ります」といった書面を交わしただけで終わりである。しかもタイ語で。
しかし家にたどり着く前にエンジン停止。偶然近くにあった知り合いのベスパ屋に入院となったのである。やっぱり掴まされた!!後の祭りである。購入後に気づいたのだが、タイには極端にランブレッタの修理してくれる店がない。おそらくまともに修理できるのはタイ国中で5軒もないであろう。しかも部品もほとんどなく、マジで大変なのである。そして修理とついでに欠品している部品をあらゆる手段(ベスパに乗ってるタイ人を捕まえてランブレッタについて尋問する等)を通じて手に入れ、何とか普通に乗れるようになったのである。しかしこのランブレッタはスプリントベローチェと同じ150ccのくせに図体がでかいせいか、なんとも遅い。加速も全然だめ。まー60年代前半のスクーターなので仕方がないといえばそれまでだが。見た目は気に入っていたが、デカイ・オモイ・オソイの三拍子が揃っていたために、しばらくして家のオブジェと化したのである。

(素人には同じに見えるかも)

(ベスパよりボテっとしており、なんか豚っぽいイメージ)
2008年09月24日
タイでVESPA購入
はじめてタイで購入したベスパは、150スプリントベローチェというラージボディのベスパだった。高校生で免許をとってからずっとタイに来るまでベスパET3に乗っていたので、基本的にはベスパの事については分かっているつもりだった。しかしワイヤー交換・オイル交換・タイヤ交換しかしたことがなかったので、本格的にベスパをいじるようになったのはタイに来てからだった。
ベスパの事を知らない人々に簡単に説明しよう、ベスパとは第二次大戦前後にイタリアで生まれたスクーターのことである。もともとは船家具工場→戦闘機メーカーのピアジオ社が航空機技術を取り入れたスチール製のモノコックボディ(車体自体がフレームになっている)に片持ちサスでチェーンを使用せずクランクの動きを直接ギアで後輪に伝えるダイレクトドライブ機構の2ストロークスクーターの事である。設計が古いので、給油のたびに2ストロークオイルを混ぜなければならないのだ。
ベスパはいろんな映画などでも登場し、一番有名なのはオードリーヘップバーン主演のローマの休日で二人乗りをしているベスパだろう。(あれはフェンダーライトというライトが文字通りフェンダーについている旧モデル)あとは松田優作が探偵物語で乗っていたP150だろう。あれはベスパといっても新しい型である。つまり歴史のある由緒正しきスクーターなのである。基本的に鉄でできているので板金塗装でいつでも新車に生まれ変わるのである。ちなみに今回購入したベスパは1972年式でした。
タイに居ついて約5ヶ月。遂にベスパ購入計画を始動させる時が来た。しかしベスパのことを知っている友達もなく、まずはインターネットで検索した。偶然ヒットした中華街にある一軒のベスパ屋に向かったのである。ベスパのことは日本で一般的なスモールボディの再生産モデルについては知っていたが、海外で一般的なラージボディについては本で見たことがあるだけで、あまりピンと来なかったのである。そこで偶然売り出し中だった、レストア済みのまっ黄色のベスパ150スプリントベローチェを53000Bで衝動買いしてしまったのである。その時はこれがどんなモデルでどんなベスパなのかはさっぱり分かっていなかった。このスプリントベローチェとはアジア等で一番一般的な丸目ライトのぶさいくモデルである。これとよく似たラリー200等は人気があるのだが、あまりに一般的+ぶさいくなルックスからか、おしゃれな若者には敬遠されるモデルなのである。実際タイでもクラシックブームがここ数年起こっており、ほぼ150STDという8インチタイヤのかわいいベスパが主流であり、150スプリント等は中華街の仕事おっさんが主流なのである。しかもカスタムされており、今から考えると超はずかしいベスパだった。(その当時は目立っていいかもとしか考えていなかった)
購入後にはフロントにバンパーを取り付けてスクンビットの渋滞で車にタックルしてもボディに傷がいかないように(僕の方だけ)してバンコクの街を走り回ったのである。このベスパは現在色を換えてオリジナルに忠実に再現(といってもヘッドライトを角目にかえて150スプリント仕様)しており、エンジンも購入時にフルレストアしているだけの事はあり、購入から3年たった今でもクラッチ板とポイント交換以外のエンジンの故障は皆無である。
尚、これからベスパ購入を考えている方に忠告なのですが(もしもいるなら)、ここタイではイタリア製のベスパ以外、インドでピアジオ社からライセンス契約をうけたパジャジというインドベスパがけっこう出回っているのである。パジャジはパジャジでファンがいるのだが、基本的にイタリア製のベスパでないと後々後悔しますのでご注意を。基本的にはベスパのロゴやメーターを取り付けているので外見で見分けるのは難しい。尚、判別方法は自分で調べてみてね。しかしタイのベスパの消耗部品の大部分はパジャジの部品なので、大半はイタリアとインドのハーフベスパだろうと思います。
そして150STDの購入を考えている人、特に1960~1964年の150STDは150スプリントを改造して外見からは判別不能のインチキ150STD(タイでは64(ホックシー)と呼んでます)が相当数でまわっている(半分くらいかも)のでご注意を。見分け方はいろいろありますが、基本的にはエンジン番号(車体番号は打ち換え可能なので参考まで)と、あとはタンクを外したりしないと区別不能です。詳しい判別方法は内緒です。しかしタイの板金技術はすばらしい。あと160GSについても、もったいなくも180SSを改造して150STDのハンドルを移植して160GSもどきにする不届き者がいるのでご注意を!!

(買った当時の写真。ルックスは微妙だけど足には最高の一台。)

(どれだけ走らせてもエンストせず、キックも一発!しかしタイの日差しでどんどん黄ばんでゆく。。)
ベスパの事を知らない人々に簡単に説明しよう、ベスパとは第二次大戦前後にイタリアで生まれたスクーターのことである。もともとは船家具工場→戦闘機メーカーのピアジオ社が航空機技術を取り入れたスチール製のモノコックボディ(車体自体がフレームになっている)に片持ちサスでチェーンを使用せずクランクの動きを直接ギアで後輪に伝えるダイレクトドライブ機構の2ストロークスクーターの事である。設計が古いので、給油のたびに2ストロークオイルを混ぜなければならないのだ。
ベスパはいろんな映画などでも登場し、一番有名なのはオードリーヘップバーン主演のローマの休日で二人乗りをしているベスパだろう。(あれはフェンダーライトというライトが文字通りフェンダーについている旧モデル)あとは松田優作が探偵物語で乗っていたP150だろう。あれはベスパといっても新しい型である。つまり歴史のある由緒正しきスクーターなのである。基本的に鉄でできているので板金塗装でいつでも新車に生まれ変わるのである。ちなみに今回購入したベスパは1972年式でした。
タイに居ついて約5ヶ月。遂にベスパ購入計画を始動させる時が来た。しかしベスパのことを知っている友達もなく、まずはインターネットで検索した。偶然ヒットした中華街にある一軒のベスパ屋に向かったのである。ベスパのことは日本で一般的なスモールボディの再生産モデルについては知っていたが、海外で一般的なラージボディについては本で見たことがあるだけで、あまりピンと来なかったのである。そこで偶然売り出し中だった、レストア済みのまっ黄色のベスパ150スプリントベローチェを53000Bで衝動買いしてしまったのである。その時はこれがどんなモデルでどんなベスパなのかはさっぱり分かっていなかった。このスプリントベローチェとはアジア等で一番一般的な丸目ライトのぶさいくモデルである。これとよく似たラリー200等は人気があるのだが、あまりに一般的+ぶさいくなルックスからか、おしゃれな若者には敬遠されるモデルなのである。実際タイでもクラシックブームがここ数年起こっており、ほぼ150STDという8インチタイヤのかわいいベスパが主流であり、150スプリント等は中華街の仕事おっさんが主流なのである。しかもカスタムされており、今から考えると超はずかしいベスパだった。(その当時は目立っていいかもとしか考えていなかった)
購入後にはフロントにバンパーを取り付けてスクンビットの渋滞で車にタックルしてもボディに傷がいかないように(僕の方だけ)してバンコクの街を走り回ったのである。このベスパは現在色を換えてオリジナルに忠実に再現(といってもヘッドライトを角目にかえて150スプリント仕様)しており、エンジンも購入時にフルレストアしているだけの事はあり、購入から3年たった今でもクラッチ板とポイント交換以外のエンジンの故障は皆無である。
尚、これからベスパ購入を考えている方に忠告なのですが(もしもいるなら)、ここタイではイタリア製のベスパ以外、インドでピアジオ社からライセンス契約をうけたパジャジというインドベスパがけっこう出回っているのである。パジャジはパジャジでファンがいるのだが、基本的にイタリア製のベスパでないと後々後悔しますのでご注意を。基本的にはベスパのロゴやメーターを取り付けているので外見で見分けるのは難しい。尚、判別方法は自分で調べてみてね。しかしタイのベスパの消耗部品の大部分はパジャジの部品なので、大半はイタリアとインドのハーフベスパだろうと思います。
そして150STDの購入を考えている人、特に1960~1964年の150STDは150スプリントを改造して外見からは判別不能のインチキ150STD(タイでは64(ホックシー)と呼んでます)が相当数でまわっている(半分くらいかも)のでご注意を。見分け方はいろいろありますが、基本的にはエンジン番号(車体番号は打ち換え可能なので参考まで)と、あとはタンクを外したりしないと区別不能です。詳しい判別方法は内緒です。しかしタイの板金技術はすばらしい。あと160GSについても、もったいなくも180SSを改造して150STDのハンドルを移植して160GSもどきにする不届き者がいるのでご注意を!!

(買った当時の写真。ルックスは微妙だけど足には最高の一台。)
(どれだけ走らせてもエンストせず、キックも一発!しかしタイの日差しでどんどん黄ばんでゆく。。)




